「超硬」と聞いても、馴染みがない人が多いと思います。鉄よりも硬い材質で、ダイアモンドよりも安価な超高合金は第一次世界大戦中にドイツで開発されました。戦争中は武器を作るために鉄よりも硬い物質が必要だったのでしょう。
現在は主に、鉄鋼材を削る工具の刃や土木機械の掘削工具の刃、アルミ缶の金型などに使われていますが、意外と私たちの身近なところでも使われているのです。
例えば、ボールペンのペン先、ネクタイピン、時計ケースなどに超硬合金が使われています。超硬合金は知らなくても、ボールペンの先であれば誰もが知っていますよね。